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我が家のパート5

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2011年 11月 16日

国民総幸福感

11月16日  (水)

一週間程前のブログで「ブータン」を書いた。

今日の新聞にブータン国王が花嫁さんと一緒に来日したと、新聞記事に小さく載っていた。

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ブータンは、人口70万人の小さな山国である。 そんな国が「国民総幸福感」を唱え、国民のほとんどが「幸せ」と感じているという。

そんな事がオレの頭の片隅にあり、今日 仕事帰りに本屋へ寄ったら

最初に本棚に目をやったら 「ブータンに魅せられて」 が あった。

本屋に入って清算を終わって出るまで5分とかからなかった。

こんな本です。

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新聞記事の野田首相に表敬訪問したワンチェク国王は第5代国王。

前の第4代国王国王が「国民総幸福」を提唱したそうだ。

国民総幸福を英語で≪Gross Natinal Hapiness≫ 略して GNH

GNPは≪Gross National Product≫ で、国民総生産のことである。

高度成長期に日本はGDP・GNPをあげようと 必死になって働いた。金銭的、物質的に豊かになるのは、生活上は非常に便利である。

GDP・GNPを追求するあまり、国民生活に弊害が起き始めている。

小泉政権以降 弱者切り捨てで、「勝ち組」「負け組」なんて言葉も使われた。

アメリカは1%の富と99%の貧困。「格差是正」・・・とニューヨークの公園からデモ(抗議行動)が始まった。

日本もアメリカの真似ばかりしないで、秘境の国【ブータン】を見習うべきではないだろうか。

TPPもいいが、GNHも国会で審議してもらいたい。

斜め読みした本を少し紹介します。

ブータンは一時期、外国の登山隊が殺到したそうだ。
秘境の山が、外貨獲得の一大観光資源となったが、ネパールのように登山隊のポーターを生業とするシェルパがいない。
ブータン政府は農民を徴収し、なんとか解決したが、農民は国王に直訴したそうだ。

「ラ・メミキ・ラ・キ・ンガチャラキ・ラ・ベミツ」・・・と。

「ラ」は仕事を意味して、直訳すると

「仕事もしない人達の仕事のために、私たちは自分たちの仕事ができません」

仕事もしない人達は登山家をさすそうだ。

国王は即座に訴えを聞いて、「登山永久禁止条例」を作ったそうだ。

NHKで幻のアゲハ蝶の取材で、「ブータン政府の許可をもらっています。」とテロップが流れたことの意味がこれでわかりました(納得)。

(単純にアゲハ蝶の生息地がインドや中国の国境付近で、軍事的な秘密でもあるかと思っていた。)

by wagayanao | 2011-11-16 20:01


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