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我が家のパート5

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2013年 01月 18日

勇み足

1月18日  (金)

昨日の朝日新聞に気になる記事が載っていた。
グリベックという画期的な新薬が販売されたという。 薬が出来る前の 生存率は15%以下だったが、その薬を服用すれば、生存率87%になるそうだ。
気になるのは お値段 1錠2749円。 大したことがないと思いでしょうが、1日4錠服用で死ぬまで飲み続けねばならない。
1ヵ月で薬代33万円。 手取り収入がそれ以上の成人は どれほどいるでしょうか?

貧富の差が寿命にまでも影響してくるんですね。

新政権になって、脱デフレや強い日本・景気回復と威勢がいいが、社会保障や1票の格差なんて「蚊帳の外」のような感じ。

▼ 現状で考えてみます。 薬代は33万円×12カ月 で 1年で396万円。 健康保険は3割負担のため、自己負担は120万円程に圧縮だ。 さらに高額医療費の場合は自己負担分が還付されるたね もっと安くなる。
不足分は誰が?だすかといえば、結局税金(一部は事業主)。 現状の健康保険制度はすでに破たん状況ということ。

500人程 衆議院議員がいるが、その1割でも真剣に考える議員がほしい。 1000兆円の借金は安倍総理がいくら景気回復して税収UPしても、いくら増税しても クソの垂れ流しのようでは 借金は増えるばかり。

▼ 寿命を支えるのは経済成長と 同じ紙面で東大教授の松井彰彦氏はうったえている。医療技術が進歩すればするほど 高額な医療費となり、個人も国も膨大な金が必要になる。

松井氏は 自動車保険を例にとって わかりやすく説明していた。

交通事故を起こした場合

A 5万円までは自己負担だが、それ以上は保険が面倒みる。

B 1500万円までは3割負担で、それ以上は保険が面倒をみる。

誰に聞いても A の制度を選択する。

1万円の医療費で3割負担なら7000円を払わなくてよかったでなく、 1000万以上の高額医療費になった場合に備えるべきだ・・・という。
すでに発売している 新薬「グリベック」を30年間服用すれば、高額医療費制度を利用しても年間50万円。30年間で1500万円の薬代が必要になってくる。

記事の要約のしかたがうまく出来ないので、読者は?????ってことだと思います。

現状の医療費は 少額医療が圧倒的に多いそうだ。 虫歯・風邪・腹いた など 病院の窓口で払うお金はせいぜい 2000円。 保険を使わなくとも7000円くらいで済む。 ってことは事業主の負担も少なく、税金投入もグット安く 押さえられる。

2010年度の国民所得は349兆円。 その年の国民医療費は37兆円。

3年前の

2007年度の国民所得は381兆円。 その年の国民医療費は34兆円。 

所得が32兆円減って、医療費が3兆円増えたって計算です。 先端医療技術と医療費は比例関係にあり、寿命も医療費を払えるかによって決まってくる。

で やっと 本題です。

橋下市長は勇み足。 田中真紀子の二の舞のようだ。

市教育委員会に体育課の入試を中止しなければ、校長・教師の給料は払わないという。 それは僕の権限だから・・・・と。

教育委員会は不要の考えを常日頃もっているが、 教育委員会は、戦前・戦中の反省から 政治から独立して いわば三権分立のような だれにも意見されない・圧力を受けないはずの組織だ。 弁護士上がりだから わかってはいるだろうが、民主主義国家である。
市の教育委員会に圧力を加える前に、教育委員会の組織から改めるべきだ。 

by wagayanao | 2013-01-18 21:46


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