2014年 01月 26日
1月26日 (日) 『日欧文化比較』なんて堅苦しいがポルトガル宣教師「ルイス・フロイト」の書いた書物だからしょうがない。 16世紀の織田信長・豊臣秀吉の時代の日本の文化です。 で、今日はかしこまって『文化』のブログです。 フロイトの報告書です。 ↓ ① 日本の女性は処女の純潔は少しも重んじない。 処女でなくとも女性の結婚は意のまま。 ② 日本の夫婦の財産は各人が自分の分を所有し、ときには妻が夫に高利で貸し付ける。 ③ 日本では妻が夫を離別する。 ④ 日本の女性は親や夫に断りもせず、自由に好きな所にいける。 ⑤ 日本では比丘尼(びくに)の僧院はほとんど淫売婦の町になる。 ・・・・・・・・でまだまだあるが、解説もあるのでこの辺で、 ①は女性のセックスはオオッピラであって、それゆえに世の男性は「処女」なんて希少価値の女性は 誰も男が手を?足?を出さん女をかえって怪しんだ・・・・・・(オレの憶測) ②は当時の男性は野良仕事以外の楽しみは女と博打しかない。博打に負けて帰ってくる旦那には妻は冷たくあしらったわけだ。金を無心すれば高利で貸し付けると。・・・・・(これもオレの憶測) ③は明治までは夫は自由に妻に離縁状を出す権利はあったが、実際は権利でなく「義務」だったといのが現状だという。 離縁状は「三下り半」と呼ばれ3行と半分の文章で事足りる。離婚の原因など離縁状には必要もない。 新潟県の古文書の離縁状です。 ↓ 最初は書類のタイトル。 去状は離縁状の事で、離縁状を一筆書きます ってこと。 1行目は離婚の原因で詳しくか書いておりません。 『其方義不熟二付』と 不熟だけしか理由になっていない。 以下 読めばなんとなくわかると思います。 以下 オレ流に訳してみました。 其の方、イマイチ器量が悪いので このたび相談のうえ 離婚する。 以降 其の方が再婚しようと当方は一向に関係しません。 なんて感じでしょうか。 昔の川柳で 【去状を 書くと入り婿 おん出され】 逆玉である婿ドンも出来が悪いとオン出されるが、去状を書くまでは法律上婿の立場は保証されるが、去状を無理やり書かされ「粗大ゴミ」のように放りだされたのが実情のようです。 ④は今の時代信じられないが、若い女性でも何カ月も旅に出たそうだ。 しかもほとんどお金を持たないで。 そういった女性を泊めてくれる宿もあり、旅の目的は神社・仏閣参拝もあれば、綿摘みや稲刈りと称して働きに出る女性も多かった。 女の一人旅や女だけの旅は、「レイプ」もあったらしいが、『貞永式目』で厳しくそれは禁じられていた。 なんか『貞永式目』って中学の歴史でならったようだが、強姦禁止なんて法律だったとは知らなかった。 レイプのパターンは坊様が多いが、坊様は禁欲生活をしており、場所?強姦場所が?神社・仏閣という「天下の御許し(おんゆるし)」であり、『貞永式目』も 「法師については斟酌あるべし」・・・・・と坊様にとって都合のいい文言が載っている。 旅の恥はかき捨てってコトワザはセックスを楽しんだ女の旅人の心情なんでしょう。 ⑤の比丘尼(びくに)は尼僧のことだが、お祭りや仏教の法会のときは、大勢で「お籠り」をする。 これは全国的にあったそうだ。 その「お籠り」は男女とも同じ部屋で雑魚寝の状態。 夜だから真っ暗。 かすかに夜月やロウソクの灯りだけ。 男女の雑魚寝だから、集団でフリーセックスが常態化していたそうだ。 身籠っても「神様の子」ってことで、旦那は誰だ? なんて野暮なことをいう人はいない。 他に「夜這い」という習慣も全国にあるが、「夜這い」にもルールってもんがあり、古文書にもそれらしきものが残っているという。 言い伝えならどこにもあるが。 夜這いされる方は「後家」が圧倒的に多いが、夜這いする方もされる方も、ルールにのっとり行為を行う。 若者(童貞)の場合は後家さんは「手とり・足とり」セックスを若者に教えねばならないそうだ。 その若者も次・次と練習?を重ね大人へと成長していく。 「夜這い」という習慣も子孫繁栄という、大袈裟にいえば 「おらが村」の隆盛を願っている行為。 「村」に男と女の数が充分にいれば、他の村から「夜這い」にくる男を阻止しなければならない。 出雲の国は国境を越えてくる「備中」のもんに来させてはならぬと、国境で待ち構えて追い払うなんて記録もある。 「夜這い」といっても今の時代のレイプのように暴力的でなく、紳士・淑女のお行儀のよい前提。 高貴な後家は女性が和歌を詠み、下の句を上手に応えるとか、女性が謎をだし、上手く応えられるかがものに出来るかが条件だったようだ。 ▼ 昔の男性は教養も必要。 もちろん体力も。 下手なことをすれば離婚だ。 昔が良かったような、今の時代が良いような。 と 男と女の関係はいつの時代も難しい。
by wagayanao
| 2014-01-26 18:03
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