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我が家のパート5

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2014年 10月 06日

鵺 と ノーベル平和賞

10月6日 (月)

(ぬえ)なんて聞いた事がないと思う人は多いだろう。 の左側にってか書けば、「コウモリ」とか「ふくろう」を想像するが、麒麟(きりん) ・ ヤマタノオロチ ・ 鳳凰のような伝説の獣だ。

頭は、胴はタヌキ、尾は、手足は、声はトラツグミで、まこと気持ち悪い獣だが、それだけなら、ヤマタノオロチとたいして変わらない。

見る人・見る視点で姿をかえるっていうから、相当気持ち悪い生き物なんだろう。

例えば、ヒルに見えたり、ナメクジに姿を変えたり、場所が変わればミミズに見えたり、時間が経って見れば、蛇・ウジ・芋虫だったり・・・・・と、とにかく気持ち悪い想像上の獣(けもの)が(ぬえ)なんです。

△ 司馬遼太郎は戦中、東京近郊の戦車部隊に配属されていた。 米軍が東京に上陸したら戦車部隊で撃退する任務をおっていたそうだ。 司馬は上官に聞いた。

敵が上陸すれば、都民は大八車などで、いっせいに逃げてきます。 都民と戦車が鉢合わせになったらどうします・・・?と質問したそうだ。
上官は都民を引き殺してかまわん。・・・・と答えたそうだ。

たぶん、そのことがあって司馬遼太郎は、日本がこんなにも変わった理由を自問自答したのだろう。 

悪いのは 政治家? 天皇? 大日本帝国憲法? 軍部? 右翼?・・・と。 

結論は大日本帝国憲法にある『統帥権』。 これは普段はなにも生活には影響しないが、イザ騒乱になった時は、なんとでもいいように活用できる、アラジンの魔法のランプのようなものだったという。

それを司馬も(ぬえ)のような〇△◆☆と書いていた。

その〇△◆☆が昨日の朝日新聞「天声人語」に載っていた。 ↓ (最初の茶四角囲い部分)

鵺 と ノーベル平和賞_b0193252_2020475.jpg


司馬遼太郎が生きていたなら、「集団的自衛権」は先頭になって反対運動を起こすだろう。

同じく 中段の記事で、元内閣法制局長官の大森氏は集団的自衛権の憲法9条解釈変更の閣議決定を断じている。 
以前の記事『天と地と』(リンク)に書いた、山本元内閣法制局長官は、集団的自衛権に反対であり、安倍内閣で更迭されている。

安倍内閣は、閣議決定を諸法律・法案を作り今臨時国会で可決・成立させたいのが本音なんだろうが、報道では来春までしないようだ。
ゲスの勘繰り(当方)では、きっと、それらの審議会・野党・を圧倒的に丸めこんだ後に着手しようと目論んでいるに違いない。

△ ↑ のことはゲス(当方)がどうのこうのといっても『ブタのショんベン?』。ありゃ 違った

▲ 昨日の新聞で、猫に小判 ・ 棚からボタモチ のgoodnewsが載っていた。 


鵺 と ノーベル平和賞_b0193252_20371257.jpg


今日から順次、ノーベル賞の各部門が発表される。 ノーベル平和賞は金曜日頃発表のようだが、憲法9条が予測サイトでトップに躍り出たという。

憲法9条がノーベル平和賞に選ばれようもんなら、安倍総理は簡単に憲法9条解釈変更はできないだろう。

幻(まぼろし)の閣議決定になってもらいたい。

アメリカ人・イギリス人・ドイツ人・韓国・中国・・・・どの国の国民も戦争なんてしたくないと思っている。 『国権の発動たる戦争は放棄、そのための軍隊を持たない』・・・・と明記してるのは、ほんの数カ国。

どの国の国民もそう思っているはず。

これは 正論であり・理想でもあるが、世界状況のなかで踏ん切りがつかないだけの話でしかない。

赤信号 みんなで渡れば怖くない  ってあるじゃない。

全世界が軍隊を放棄すれば、いい。

by wagayanao | 2014-10-06 20:51


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