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我が家のパート5

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2010年 10月 23日

秋の背中

10月23日  (土)

また 朝日新聞「天声人語」から

歌い継ぎたい童謡は「赤とんぼ」 次が「ちいさい秋みつけた」だという。
 
ちいさい秋みつけた

誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた

ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

めかくし鬼さん 手のなる方へ 澄ましたお耳に

かすかにしみた 呼んでる口笛 もずの声

ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた


サトウハチロウの作詞です。

サトウハチロウの若い頃は、父に反発し 不良少年で退学・転校・放校は数しれず、東京市内の全警察署にお世話になり、今で言う 少年院も経験したそうだ。
なんで そんな人がこんな詩をつくれるんだろうか? ある人の解釈では、亡き母の追慕(ついぼ)が心の中にあるんだろう・・・と。

この時節の歌は心にしみる。

「都会のキノコ」の著者大館一夫さんは
虫が平気で食べる毒キノコを、人間への「憎悪のメッセージ」に見立てる。
虫や動物は胞子や菌糸を散布してくれるのに、人は食べるばかりで森を壊すこともある。キノコ界は怒ってると。 022.gif

結びの言葉です

季節の深まりを五感に覚える候、実りを残して、秋が背中を見せ始めた。

by wagayanao | 2010-10-23 19:16


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