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我が家のパート5

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2011年 08月 21日

リップンチェンシン

8月21日  (日)

「日本精神」を台湾語で読むと、リップン チェンシン。

リップン=日本   ジッポン⇒ リッポン⇒ リップン なんだろうかね。
チェンシン これはそのまま精神と解釈できそう。

昭和9年 台北生まれの「金 美齢」(キン ビレイ)のコラムからの紹介です。

台湾が今でこそ先進技術国だが戦後40年間にわたり戒厳令(国民党の)が敷かれ、言論の自由などないに等しかったそうだ。

台湾語で語られる「日本精神」(リップンチェンシン)には、「清潔」・「公正」・「勤勉」・「責任感」・「正直」・「規律遵守」など、多様な意味が含まれているという。

そしてこの言葉は戦後、日本が引き上げ、国民党政府による恐怖政治が始まった頃、自然発生的に生まれた。

日清戦争に勝利し、台湾を自国領土とした日本は、台湾を本土並にしようと熱意を持っていた。

当時 台湾はマラリア、赤痢などが流行り、アヘンの中毒者もかなりいた。
汚水は路上に垂れ流し、公衆衛生も教育もない文化果つる島だった。

日本は道路を整備し、上下水道を敷設し、アヘンを暫時禁止していくなど近代化へと導いた。
警察官も威張る事はあっても、袖の下など受け取らなかった。

そんな経過があって台湾人に心に刻み込まれた、精神的価値観、倫理観として受け継がれ、戦後 自然発生的に「リップンチェンシン」 なる台湾語が生まれたのだろう。


東北大震災で秩序ある行動をした、日本人の心にはそんな「DNA」がどの国の人達よりも多くもっているんだろう。

帰宅難民・被災者やそれを救おうとする人々。「日本精神」がなければ、あれほどの行動はとれない。

若い自衛隊員が毎日、毎日 遺体探しをできたのは、職務を全うするだけの気持だけでは、とうていできない。 

by wagayanao | 2011-08-21 17:44


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