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2011年 11月 25日

ブータン国王

11月25日  (金)

トホホ・・・せっかく半分くらい書いたこのブログ、入力中にキーボード・マウスとも一切効かなくなった。

画面上に砂時計が出るばかり、しょうがなく電源を切って最初から書きなおしだ。

くやしーーイィ。 021.gif

今日のブログは来日したブータン国王の前の国王の話です。

前国王時代は「国のため」・「国王のため」と国民に尊敬されていたそうだ。

日本の戦前、戦中の「お国のため」・「天皇陛下のため」とは本質的には違う。

ちょっとエピソードを紹介します。

ある部落(谷)の住民は近代化・経済発展の恩恵に浴した、他の地域に取り残されないよう部落に自動車道路を作ってくれと1980年代に政府に嘆願したそうだ。

そして政府も予算を組んだそうだ。

その話を聞き、国王は自らその部落に出向き、

今 本当に道路が必要ですか? と 部落民にもう一度 協議するように論したそうだ。

そして 教育・医療・通信を始めとする生活のいろんな分野でも、道路がないことで他地域に比べ、不利になったり、遅れをとることのないよう政府に措置を講じるように約束した。

もちろん住民は道路建設を取り下げたそうだ。

ブータンというと山岳地帯に秘境のようなイメージだが、自然には恵まれ、いまだ飢饉のような事態は経験してないそうだ。

北はチベット、南はインドと国境があり、

南は海抜100mほどの亜熱帯地帯。北はヒマラヤ山脈の7000m級の高山地帯だ。

登山禁止条例を作ったのも、住民の嘆願に依るもでもあるが、自然は神々が宿る神聖なものである考えからその条例を即座に発令したそうだ。

そして 

環境を劣化させ、野生の動植物の生態を脅かす工業・商業活動など禁止の法律も作ったそうだ。

鎖国政策のようだけど、近代化にも自然と調和しながら「力」は入れている。

水力発電は、日本のように巨大ダムを作って、河川を堰き止め貯水した水を落下させ発電する「多目的ダム」でなく、
上流の小さな堰からトンネルで下流の発電所まで水を導き発電する。 また その水もさらに下流の発電所で発電する。

日本の大規模水力発電は、長距離の送電線を張り巡らし、村落が水没したり、土砂が堆積して寿命も短く、環境破壊も大なり、小なりする。

ブータンの発電量の85%は、深刻な電力不足のインドに輸出されているそうだ。

国王の言葉によれば、

(自然環境が守られている限り)

「ヒマラヤが聳え(そびえ)、雨雪が降り、森林が茂る限り」再生される無尽蔵な資源である・・・と言っている。

(水力発電ができない)高地では、積極的に太陽光発電が導入されているという。

なんか大国の仲間入りした日本はちと恥ずかしいような話ですね。

原発事故後にやっと「再生可能エネルギー」なんて新鮮な言葉を菅総理が使ったが、世界最貧国のブータンが、もっと以前に実践していたとは。

自然保護だけでなく、外交も日本以上の努力をしています。

北は中国の脅威・チベット動乱、南はインドとの不平等条約の解消、ネパール系の難民の大量入国と、日本以上の外交問題があります。

それをわずか60万人の国が上手く対応していたのでした。

機会があれば、そのうちブータンの外交を載せます。
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by wagayanao | 2011-11-25 21:48


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