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我が家のパート5

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2013年 03月 30日

大量破壊兵器

3月30日  (土)

北朝鮮がおかしい。 米韓国の合同演習で、それを宣戦布告とみなす・・・・だのミサイル・核先制攻撃だのと。

なんだか 早く我が国(北朝鮮)を攻撃して、滅ぼしてくれといってるようだ。

イランは大量破壊兵器を持っている疑いだけで、徹底的にミサイルを撃ち込まれた。 安全な場所からボタンを押すだけで。

大量破壊兵器って時代とともに変わっていく。

1000年以上前は、馬と鉄。 馬は攻撃力の高速化であり、鉄は剣と盾だ。 これを大量に保持・生産できた民族が一時代を築いた。

それでも兵器の殺傷能力は格段に落ちるし、場合によっては手加減も自由自在だ。 

それが変わってきたのは ほんのつい最近。 100年ほど前。

▼ 戊辰戦争で長岡藩の河井継ノ介が「ガトリング砲」で官軍に打撃を与えたが、官軍も「アームストロング砲」なる大量破壊兵器を持っていた。

アームストロング砲を開発したのはイギリス。 破壊力が大きいのでイギリスは艦載砲としか採用せず、実際に使ったのは薩摩との戦いで海上から陸へぶっ放し、威嚇程度だった。陸戦で使うには当時はあまりにも残酷な兵器として認識していた。

その最新兵器を官軍(佐賀藩)は二門所有していた。 そのうちの一門を官軍は借り受け、上野の山に籠っている彰義隊にめがけて撃った。
官軍が負け戦の状況で、アームストロング砲で一気に戦況が変わり、彰義隊は総退却。

▼ 貸せた佐賀藩鍋島閑は【この砲の威力は猛烈であり、同民族を殺傷するためにこれを使いたくない】といっている。
借りた側の官軍の長である大村益次郎は【建物の破壊のためにのみ用い、なるべく人を殺傷しない】と申し入れ借り受けた。

▼ で、どれほどの大量破壊兵器というと写真がない。 姿・形がそっくりな「ガトリング砲」を撮っていたので、似たような姿なので想像してください。

ガトリング砲はマシンガンのような連発銃。
アームストロング砲はキャノン砲のようなもので、戦艦に搭載する大砲だと思えばいいようだ。

実際に本郷台(現在東大)に設置した砲は、不忍池を通り越して上野の山を砲撃した。

▼ そんな大量破壊兵器の定義は まだ100年しか経っていない。 そして それを所持する国・軍幹部は使用するには万全の注意を払っている。

核やナパーム弾など、ピンポイントに軍事施設だけを破壊するなんて 誰が考えても無理。

by wagayanao | 2013-03-30 18:11


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