2013年 10月 17日
10月17日 (木) 曹洞宗を開いた「道元禅師」は西暦1200年生まれ。 道元禅師の教えは作る人・いただく人に「心得」を残している。 作る人の心得は『典座教訓』(てんぞきょうくん」といい、どんな食材であっても、それを生かしきることが大切であるという。 大根を料理するとしても、皮の部分なら漬物にし、葉っぱは味噌汁に入れる。 スイカなども厚い皮は食後に捨てる人が多いが、捨てる皮も漬物にすれば立派な料理となる。 また、食べる人を思い、手間と工夫を惜しまずに料理する。その心があれば作られた料理から、作り手の真心が伝わってくるという。 道元禅師は他に料理するうえでかかせないものとして、『三徳六味』(さんとくろくみ)を挙げている。 三徳は・・・・・あっさりとして柔らかであること。 きれいで汚れがないこと。 法にかなった調理がなされていること。 六味は・・・・・苦い 酸っぱい 甘い 辛い 塩辛い 淡い・・・・・・・・・・と料理に関しては無知なオレは「な~~んだ。なんでもいいってこと?」とありがたみのない教えにしか思えない。 食事をいただく時の心得については、『赴粥飯法』(ふしょくはんぽう)に書かれているそうだ。 ▼ まあ~現代でも充分に通じ、それを心得ている人も多いだろうが、せっかく女房が手間をかけた料理を残すオレにはちょいと「きつい教え」だ。 ▼ それにしても大借金をかかえている日本国民全体としてみれば、せっかく作った料理・食材をいとも簡単に捨てる。 コンビニ・スーパーなど賞味期限切れの商品もいくら肥料用に再使用するっていうけど、もう少しなんとかなんないのか? と ちと疑問。 発展途上国などスラム街は、小さなこどもがゴミ捨て場から食材を探している。 ▼ 道元が生まれたのは800年前。 その頃は道元の教えのような環境だったかも疑問。 きっと道元は裕福な家庭で育ち、まわりの民は、↑のスラム街の子供のようにゴミ捨て場から日々の食糧を探していたのだろう。 味噌・醤油・砂糖といった調味料が一般家庭に普及したのは昭和初期でなかろうかと思う。
by wagayanao
| 2013-10-17 20:40
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