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我が家のパート5

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2014年 07月 01日

千羽鶴 と Wカップ

7月1日  (火)

サッカーの熱烈ファンでもないが、日本代表の国際試合はキリンカップのような練習試合でも見ていて楽しい。

Wカップで日本代表は1勝も出来ず予選リーグ敗退だが、これもスポーツの世界だからしょうがない。

スポーツの戦いだから32チームが16・8・4・2・1と勝ちあがるチームもいれば、 どこかで31チームは必ず、負ける。

高校野球の地区予選が北海道・沖縄と始まった。地区予選でも優勝候補に挙がらない高校でも必勝を祈願した、千羽鶴というものがあり、その千羽鶴を勝った相手(敵)に渡し、負けた我々の分まで頑張ってくれと渡す。
人によって違うだろうが、自分の応援した学校が負ければ、次は勝った学校を応援したくなる。 千羽鶴はそんな願いが込められており、受け取った方も正々堂々と戦わねばならない。 

こんな風習は当たり前と思いきや、Wカップを見る限り悲しいかな少数派のようだ。

ザックジャパンが成田空港で1000人ほどのファンで迎えられた。選手は沈痛うな表情だったが、 罵声などはなく、「御苦労さまでした」という声援のようだった。

お隣韓国では、そんなファンもいる中で、一人?罵声をあげて、あめ玉を投げつけた人がTVにでていた。 韓国ではあめ玉を投げるという行為は屈辱的な意味を持つらしい。

相手選手に「噛みついたり」・サポーターが「レーザー光を照射」・カメルーンは手当を増額しないと試合をボイコットするとか、負けた試合で味方選手に「頭突き」をしたりと信じられない行為。

そんな情けないニュースの中で、ギリシャの選手の行為がいっそう輝いてみえた。

ギリシャは決勝トーナメントに進出した場合、選手に「ボーナス」が支給されるという。ところが、選手全員がボーナス辞退したそうだ。 選手はそれなりに収入があり、そんな金を使うんだったらサッカー場を作ってくださいと要望したそうだ。

日本を負かした国であり、そんな心を持つギリシャを当然応援していたが、後半ロスタイムでギリシャは同点に追いつくも、PKで「コスタリカ」に敗退。

オレの心と千羽鶴は完全に日本→ギリシャ→コスタリカに動いている。

コスタリカは人口400万ほどの小国だが、タマシイは世界でどんな大国にも負けないスゴイものを持っています。

今日の朝日新聞『天声人語』にコスタリカの事を書いていた。平和憲法を持つ国であり、憲法を守るため電話1本で裁判所が動いてくれるそうだ。
小はゴミ問題を子供が訴えたら、裁判所は子供の言い分を認め、行政にゴミの整理を命じた。

大はアメリカなどの連合軍に支持を表明した大統領を(コスタリカの)を憲法違反だと大学生が訴え、大学生が訴訟に勝っています。

ちなみにその大学生は『ロベルト・サモラ君』といい、大学を卒業し、日本の「ピース・ボート」事務局で働いているそうだ。

天声人語です。 ↓
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コスタリカの情報源は、「憲法9条・メッセージプロジェクト 代表安藤育朗」の小冊子からです。

抜粋コピーです。 (著作権侵害になるかも?) まぁ許して ↓

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20ページに平和憲法をもつのは、世界中で日本とコスタリカだけ。・・・と
変わって21ページに、侵略戦争をしない・・・とか国際紛争を解決する手段として戦争を放棄しているのは、イタリア・フィリピンなど結構あるが、軍隊を持たないと明記しているのは、日本とコスタリカの憲法だけと書いている。

左の23ページに憲法違反だと裁判所に訴えたコスタリカの最年少記録は小学2年生だという。憲法の下で人権は最大限尊重されているんですね。

ページは飛んで、コスタリカの平和憲法を書いています。 ↓

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日本の憲法9条は「本音とたてまえ」とアイマイ。軍隊を自衛隊と称しているが、コスタリカの憲法は「理想と現実」
などを書いています。

中南米は貧困国であり、Wカップ開催国も多額な競技場や周辺整備に反対し、暴動・ストが起っている。優勝候補のアルゼンチンも債務不履行で経済危機。
さんな中南米では大国のブラジル・アルゼンチンよりも国政は安定している。 目先の金でなく、国家百年の計であると。

大統領が辞職したあとに「山小屋の番人」をしているそうだ。 普通の国なら権力を握った者は不正蓄財とまではいかなくとも、そこまでする大統領は聞いたことがない。
そんな事を書いています。 ↓

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集団的自衛権は憲法解釈の変更で日本は有する。そして行使できると「閣議決定」したそうだ。

日本をとりまく、国際情勢が近年かわり、紛争を解決するために「一国」では対応できない時代となり、同盟国や邦人救助に自衛隊が参戦するという。
安倍総理は国家の生命・財産を国が守るのは当然のことだと、強調している。

たとえ100人の邦人を救助するのに、救助した艦船が敵に攻撃された場合、100人プラス戦闘員が犠牲になる。
税金で作られた艦船も海の藻屑。 その仕返しにと日本軍は何倍もの艦船・戦闘機を送り出し、大義名分の国民の生命・財産を守るってのはウソッパチは目に見えている。

正義の戦争なんて、あったためしがない。 いえることは戦勝国が正義だったという時代がせいぜい数十年語れられるだけ。

by wagayanao | 2014-07-01 22:42


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