人気ブログランキング | 話題のタグを見る

我が家のパート5

ryoumasana.exblog.jp
ブログトップ
2014年 07月 09日

一揆

7月9日  (水)

台風8号はフィリピン沖から拡大しながら真っすぐに北上。 本来なら加速度とともに真っすぐに北へ進むのが、慣性の法則だ。 そして韓国・北朝鮮へと抜ける。

回転(反時計回りに台風の渦)がかかってる場合は遠心力が台風の進路に影響し、北上しながら西へ針路を変え中国へ上陸。

今は、日本列島の南は高気圧。北は低気圧の気圧配置だ。当然 風の流れも南から北へ吹く。 そこへ台風が横切ろうとすれば、当然台風は北へ押し上げられ、朝鮮半島へと追い上げられる。

そんなエネルギーの大原則を無視するかのように、九州辺りまで一直線に北上した台風が くいッっと針路を右に変えるのが解せない。

まるでゴルフのようだ。 それまで順調なスコアでまとめてきたのに、強烈なシャンクを打ったように もうメタメタになってくる。

ブラジルもメタメタ。順調に勝ち上がってきたが、1対7の惨敗。立ち直る機会すらなかった。 それはスポーツの世界だからしょうがないが、サポーターと称する一部の人の行為。

バスに放火・商品の略奪があった。 こんな行為はブラジルだけでなく、災害時でどこの国でも起きるようだ。

こればかりは日本を見習ったほうがいい。・・・・・やっと本題です040.gif

以前のブログにも書いたが、1200年ころ(鎌倉時代)に鎌倉に大地震と大津波が襲った。1213年・1241年と続けての津波なので、住人はすぐに高台へ避難した。浮浪者はチャンスとばかり空家を略奪しすぐに逃走。
浮浪者も命と引き換えの行為なんですね。 略奪中に津波が来れば流されて死ぬだけです。

世界第一位の経済大国アメリカも大型ハリケーン災害に乗じて、スーパーの略奪がアチコチにおきた。日本の鎌倉時代よりも劣る。

▼ 日本にも世界各地で見られる『暴動』の類(たぐい)はあった。 打ちこわし・一揆である。

それでもその『暴動』も する方 も される方もルールというものがあった。

☆ 放火(盗み)は厳禁。

☆ 一揆する側は相当な覚悟で、事前に陳情なりの協議・訴えを起こす。

☆ 訴えられる藩なり領主は意見を聞き、「おもてなし」をして帰させる。

それでも決裂すれば、一揆・打ち壊しとなるが

☆ 棒などを持ち「米蔵」を襲い、建物は壊すが奪った「米」は持ち帰らず、道にばらまくか土に埋める。

☆ 襲われた藩なり領主は領地取り潰しの「お沙汰が下る」場合もある。

↑ と同じような事を以前の【略奪】で書いた。 ←リンクしてます

「翔ぶが如く」第8巻より 箇条書きです。↓

阿蘇郡に「お茶屋」と通称される大地主がおり、「打ち壊し」にあって裁判所に被害届をだした書状

☆ 大屋根に登って瓦を全部剥ぐ
☆ 同時に何本かの柱をノコギリで切った
☆ 屋敷に乱入し、タンスの衣装をとりだし網に結び直し、屋敷の棟にかけ大勢で引っ張って家屋を倒した
☆ 米蔵から米をだし、土中に埋めた
☆ 銭は大屋根に上げ、空に撒き散らした。

▼ こういった「一揆」や「打ちこわし」を起こすのは百姓・町人と位も低く低所得者であり、教養や学問など学んでいる人は少ないが、なんで日本人だけがこんな行動を昔からとれることが不思議だ。

中国の老子?のいった言葉に【上善如水】がある。

こんな意味です。 ↓

☆ 四角の器に入れば四角になり、器に逆らうことなく従う。

☆ 流れに従い、反発することなく謙虚な姿。

☆ ゆるやかな流れも「岩」をも砕く能力をもつ。

学問もない貧しい農民でも1000年も昔の人(日本人)からこんな心(上善如水)を持っていたんでしょう。

by wagayanao | 2014-07-09 20:58


<< かっこよく      針路?進路?進路? >>