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我が家のパート5

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2014年 08月 15日

よーい ドン

8月15日  (金)

 台風一過の後は 猛暑が相場だが。 こっちの方は雨模様だ。  今朝の空は秋空。 うろこ雲が散らばり、秋の気配を感じる。

昨日のブログで鹿屋航空基地を大分に写した大西・宇垣司令官を敵前逃亡のように書いたが、真意はわからない。 敗戦目前だったので、これ以上優秀な若者の死を避けた結果だったかもしれない。

いったん発射したピストルの弾を戻すのは不可能。

ちなみに運動会で、 よーい ドン のドンで責任者(審判)がピストルを一発撃つ。 その時フライングの選手がいれば、もう一発撃ち スタートのやり直しがある。

ところで、それが選手が8人で、位置についての号令で場内がシーンとなれば、ピストルの合図で選手は一斉に走り出すだろうが、 ボストンマラソンや東京マラソンのように選手が何万人もいる中で、まして応援団がピーヒャラ・ピーヒャラ騒いでいれば、ピストルの合図も聞こえない恐れがある。
そんな状況では、一発撃っても選手が走らなければ、「ありゃーうるさくて聞こえないのかな?」・・・・・と審判が独断でもう一発撃たないとも限らない。

話は変わるが、日米開戦を日本がアメリカに宣戦布告した。 それが真珠湾攻撃1時間後だったことで、日本は卑怯だ・・・・という。

まッ 卑怯だと言われても 宣戦布告してから ノコノコと横須賀から真珠湾へ、 アメリカはハワイから日本へトボトボと戦隊を組んで攻撃なんてありっこない。

山本五十六の連合艦隊は真珠湾攻撃の際、奇襲可能な場合、戦闘機から艦隊へ魚雷攻撃から開始すると決めていた。 その場合は総指揮官の戦闘機が拳銃一発を打つと。

敵が地上から対空砲火で応戦した場合は、戦闘機が低空に舞い降りて爆弾の雨を降らせるとし、ピストルを2発撃つと決めていた。


ところが、奇襲可能だったので、一発撃ってみると、後に続く戦闘機は一向に艦船を攻撃しない。 編隊をくんだまま飛行。 そこで催促の意味を込めて総指揮官はもう一発撃ってみた。

そしたら編隊はすぐに反応し、2発撃ったから爆弾攻撃だと、全機急降下爆撃。 

ちなみに急降下爆撃で第一弾を投下したのは、高橋赫一少佐。 総指揮官は淵田美津雄中佐。

たぶん高橋と渕田は同じ戦闘機に乗っていたのだろう。

高橋は第一弾を投下し、機首を引き起こした直後、時計を見てみると、命令されている攻撃開始時刻より五分早かった。 高橋は悩んだという。 

以上 「指揮官たちの特攻」より。

まッ 高橋が悩む以前に連合艦隊の空母から発進したのが五分早かっただけの話。 責任は山本五十六だろう。

この頃の戦闘員も操縦の訓練を積んだエリート達。 作戦を指揮する連合艦隊の幹部もエリートだ。 そんな優秀な集団でも国家の命運を左右する作戦でも、初歩的な過ちを犯す。 

△ 安倍内閣は いとも簡単に集団的自衛権を閣議決定したり、武器輸出三原則をもないがしろにしている。

秋の臨時国会でその周辺の法律が可決すれば、国の方針ということで、もう反対することはできない。 反対すれば、昔でいう逆賊だ。 警察にしょっぴかれて牢獄行きとなる。

△ 加茂小池市長は安倍総理に意見書を提出した(6月26日)中の5番目の項目で

はじめは小さな容認であっても、これが拡大して行くことを防ぐ法令は存在いたしません。

一たび集団的自衛権が容認された場合、たとえはじめは、それが多くの制約を加えられた小さな集団的自衛権であっても、これが拡大して行くことを防ぐ法令は存在いたしません。

今後集団的自衛権は、たちまち拡大し、極限まで達する可能性を有しております

日米開戦の宣戦布告をした、軍部・政治家のエリート達は、ポツダム宣言を受諾した日本の悲惨極まりない姿を一体何人の人が想像していたんでしょう。

ヨーイ・ドンのピストルを一発撃てば、もう止められない

by wagayanao | 2014-08-15 21:19


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