2014年 10月 23日
10月23日 (木) 宮内庁御用達って制度は昭和29年に廃止になったとか?当方が生まれた年であり、60年前までの制度だった。 それでも、その宮内庁御用達って商品は出回っていたように記憶する。 天皇様の世話係である、宮内庁が商品を吟味に吟味を重ね選ぶ訳だから、選ばれれば一気にトップブランド。 生産企業は宣伝広告費に多大な金を使うようだが、その制度が残っていれば、血まなこで生産企業は宮内庁職員に、賄賂・接待攻勢だろう。 昨日のブログで『穢多(えた)と非人』を書いた。 今では差別用語だが大昔は天皇直属の公務員的存在。 神様にも仏様にも優遇されていた、「穢多・非人」。 そんな彼らにも大正・昭和の終わりに名誉ある国家的大仕事が与えられた。 △ 大正天皇が亡くなり、棺(ひつぎ)を担ぐ(かつぐ)人選に宮内庁はテンヤワンヤの大騒ぎ。 陸軍が担ぐ。 いや いまある日本は海軍のおかげ、 だから棺は海軍が担ぐ・・・・・と。 結局、京都の北に住む八瀬童子(やせどうじ)に決まった。 担ぎ人夫の宮内庁御用達はこれが最後のようだ。 八瀬童子は貴人の輿や棺を担ぐことを生業とする人をいうそうだ。 童子とか童(わらわ)は子供のことだが、大昔は7歳までの子供は神の子としての扱いを受けた。 平民もそれを過ぎると「マゲ」を結い、そのマゲを切られる事は、平民の成人としての資格を剥奪されるほどの重要な意味をもっていた。 マゲを結うことが許されないのは、穢多・非人に属する穢れを生業とする人達だ。 その中で、棺を担ぐ八瀬童子は存在した。 大正天皇の棺を担ぐ八瀬童子は高齢化し、棺はとても重いので、あわや落としそうになり、周囲の人達は冷や冷やしたそうだ。 △ 最近の昭和天皇の葬儀に際しても、八瀬童子は葬列に加わったという。 また八瀬童子は鬼の子孫という言い伝えが残っているそうだ。
by wagayanao
| 2014-10-23 20:27
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