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2013年 09月 03日 ( 1 )


2013年 09月 03日

核末の予言

9月3日  (火)

ブログのネタ探しにだいぶ前に読んだ杉浦日向子の「大江戸観光」を読んでいる。

短編でどこから読んでもいい。一区切りはせいぜい3ページくらい。

彼女は昭和33年生まれ。漫画家でありながら、江戸風俗研究家。 NHKの「お江戸でござる」に出演していたので記憶してる人も多いでしょう。

この「大江戸観光」の本の最後のエッセイに【西暦2000年12月31日ー私は何をしているだろう。たかが、15年先のことです。】・・・と書き始めている。
このエッセイを書いて20年後に亡くなったんですね。(2005年ガンで死亡)

このエッセイを書いたのは1985年頃なんでしょう。21世紀まで15年だから。

そのエッセイは【いよいよきました世紀末】。

そこから興味のある文章を抜粋します。

◎ チャレンジャー号爆発とチェルノブイリ原子炉炎上で、イヨイヨ、世紀末の季節がやってきたといわれます。

◎ 嘉永元年、ペリーの黒船来航から明治元年江戸開城までの15年間を「幕末」と呼び、

・・・・・・・・となんだらかんだらと19世紀・20世紀の「世紀末」を書いてるが、
最後の文章はなにやら予言めいて、ズバリ当たりそうな感じです。 ↓

核に生かされている現実と核に殺される未来を私たちは知っています。新しい時代に核が不在となるのならば、今の、この時代は、核の時代の末年、つまり「核末」なんて呼ばれるのかな。

 それは、マァ、幕があいてからのお楽しみなんでしょうね。・・・・・と結んでいます。

木造でもコンクリートの建物でも築30年・40年は老衰建築物。定期的に補修したところで肝心要の構造物まで補修はできない。

今年は伊勢神宮など遷年に当たる。遷年とは20年(お宮によって違う)に一度の建物を立て直す事です。
別の隣接地に新築したり、柱や梁を1本ずつ取り換えたりしているようだ。

各地にある原発はそこまでの補修は無理だろう。炉心の圧力容器は鋼鉄製。圧力容器には無数の配管がつながっている。その外側は格納容器で分厚いコンクリート。これをどうやって解体・処分するんでしょうか?

福島原発の被害は限定的だが、全国にある老朽化した原発から放射能漏れを起こしても不思議でない。

ペリーの黒船が来たときは、幕府は右往左往したが、江戸幕府が瓦解するとは当時の人間は誰一人予想はしていない。
まるで、杉浦日向子は「ペリーの黒船」 = 「福島原発事故」と置き換えて、【核末】と予言したんでしょうか?
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by wagayanao | 2013-09-03 21:25